商談プロセスを見える化し、
営業効率が向上、残業時間も大幅削減
企業の売上を大きく左右する営業部門。「商談」の効率的な進捗と成約率の向上は企業に不可欠な命題です。その進捗を見える化し、的確な判断と指導を可能とするのがクレオの業務管理システム構築ツール「BIZ PLATFORM」です。ここでは、ZZリゾート(ホテル/サービス業)の営業部門で働くA氏の奮闘を紹介します。
-
自社の営業スタイル/プロセスに合わせて商談を見える化
-
営業効率の向上と攻めの営業を可能に
ZZリゾートは関東近県にある歴史的に価値ある文化財を買い取り、旅館やイベント会場として提供しています。宿泊も兼ねた企業の研修会、慰安旅行、結婚式、セミナーなどに利用されています。
物件の件数は7軒に増え、古いものが見直されていることもあり、3拠点10人しかいない営業部門では手が回らなくなってしまいました。人間を増やすのはリスクがあり、マネージャA氏は、限られた人材で、売上向上を目指すことにしました。
- お客様に関する情報(CRM)が、分散化・属人化
- ナレッジを共有する仕組みが整備されていない
- 営業マネージャが、商談の状況や全体の売上達成を把握できていない
- 商談のExcel管理の限界、あるいは多機能な営業管理ツールがほとんど使われていない
A氏が最初に取り組んだのは、自社の商談プロセスの洗い出しでした。自分たちは日常何気なくやっていることでも、新人にはわかりにくいかもしれません。これを標準化して、最終的には見える化しようと考えたのです。
作業に当たってA氏は、商談には長期案件型、短期案件型、ルートセールス型、お得意様サービス型の4つのパターンがあることに気がつきます。
ZZリゾートでは短くても3カ月、長ければ1年ほどの商談に及びます。A氏は、自社商談プロセスが「長期案件型」に分類されることがわかりました。
-
長期案件型
ひとつの商談期間が長く、お客様と継続的に付き合い、多様な情報を把握していく営業スタイルです。多様な情報を把握していくことが重要です。
-
短期案件型
お客様のニーズが顕在化しやすい商材・サービスで、問い合わせから成約までの期間が短い営業スタイルです。多くの案件・契約処理を効率よく対応することが重要です。
-
ルートセールス型
多数の特定のお客様を定期的に訪問し、毎回個別に発注を受ける営業スタイルです。お客様と長期的な関係作りとタイムリーな訪問が重要になります。
-
お得意様サービス型
特定のお客様と長期的な契約を結び、継続的にサービスを提供する営業スタイルです。顧客情報とサービス履歴管理が重要になります。
ZZリゾートでは商談をExcelで管理していましたが、限界に達していました。A氏がメールや電話で受け取って登録するのですが、数が多すぎて、最新情報の特定に迷うほどでした。二重入力も多く、登録ミスも多くなっていました。
そこで、A氏は自社の商談プロセスをシステム化できるツールの選定を開始。「世界的なSFA企業の方とも接触しましたが、確かに高機能でしたが予算オーバーでした」と振り返ります。
再度インターネットで情報を検索。条件は「クラウドでどこでも入力できること」「低コスト」「柔軟にカスタマイズできること」の3つでした。そして、この条件をクリアしたツールがクレオの業務管理システム構築ツール「BIZ PLATFORM」でした。
- システム部門のない中小企業でも容易に導入可能。
- システムに詳しくない現場の人間でも簡単・スピーディに構築できる。
- クラウドに対応し、複数の拠点、外出先から参照・変更・承認できる。
- カスタマイズが容易。テンプレートを応用してシステム化できる。
- スモールスタートが可能。成功事例を重ねながら導入できる。
A氏は「BIZ PLATFORM」の無料トライアルを申し込みました。本来の営業業務の合間、2週間ほどで試作を完成、これで感触をつかみ、3カ月間A氏と部下2人だけでテスト。「いわゆるスモールスタートです。様子を見ながら拡大していこうとしました」とA氏は説明します。
その後、いけると判断し3拠点の営業全員での利用を開始。「ライセンス課金制ではないので使用者を増やすのは簡単でした」(A氏)。営業全員に商談の進捗情報のシステム登録を義務づけしました。その代わり報告のために帰社する必要をなくしました。これで大幅な残業カットを実現。A氏自身も「部下の帰社を待って毎日21時や22時まで会社の残ることがなくなりました。私が率先して定刻に退社しています」と笑顔を見せます。
ZZリゾートでは蓄積された案件データをナレッジとして共有。過去の似たような事例をマニュアルとして応用できるようになっています。
「今までは待ちの営業でした。しかしこれからは攻めの営業を展開していきたいと思います。BIZ PLATFORMはそのための武器になります」とA氏は今後の抱負を語ります。
- 進捗状況を見える化し、遅れ気味の案件、課題を抱えている案件をタイムリーに指導。
- プロセスに問題を発見し、ビジネススタイルを変革。
- 課金は登録したプロセス単位。利用者が増加してもコスト高にならない。
- 業務フローに、業種・業態ごとの勝ちパターンを組み込むことができる。
- 問い合わせ・商談化・成約までのベストプラクティスを展開。
- 成約までのリードタイム短縮、成約率の向上、売上のアップ。
- ナレッジを共有しマニュアルとして活用、新人を即戦力に。